うちのおかんの暴言・名言集
+退職生活満喫中ののんきなおやじ!
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高校2年生のころ
一年間の留学のため高校を休学し、一つ下の学年で戻ったものの、新しい学年の雰囲気にしっくりこず、微妙な気持ちで通学する日々が続いた
多分、クラスメイトの目にはそんな風に映っていなかっただろうけど、色々な複雑な思いがあって、実はあの頃は本当に毎日がつらくてつらくて仕方がなかった。 今考えると、あの時留学したおかげで友達もたくさんできたと思えるけど、当時はもう心が限界にきていて、ある日とうとう不覚にもおかんの前で
『学校がつらい』
と涙してしまった。
おかんの前で、しかも、いじめられっこのように、そんな台詞を吐きながら泣くなんて、うちにしてみたらよっぽどのことで後にも先にもなく、おかんも非常に心配しているのがよくわかった。
「そうなあ。留学って、“日本に帰ってきたら終わり”じゃないって、いうけど、こういうことなんやろな。 これも留学と思って乗り越えないかんのやわ、きっと。」
翌朝、おかんに一冊の本を手渡された。
「あんた、これ読んでみ」
ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』だった。
読書嫌いなので、昔は本なんて全く読まなかったし、今考えると、こういうクサいシチュエーションで素直に、“うん”と受け入れるのは、なんかこっ恥ずかしいけど、その時は、そんな気持ちの余裕もなくて、何かこのつらさから抜け出せる手がかりになるのなら、と思って、
「わかった、読んでみるわ」
と素直に受け取った。
そして、2日かけて読み終えてみた。
??
え。
あまりのよくわからなさにびっくりした。
うちが行間を読めないだけなのか?
おかんがこの本でどう元気づけようとしてくれたのか、全く意味不明やった。
その後、感想を求められたわけでもなく、『何を伝えたかったん?』と聞いたわけでもなく、
そういえばいつの間にか、元気になっとったっけ?
まあ、1年以上かかったけど
“もう最近つらい・・・”と、身近な人が悩んでいるのを聞くと『車輪の下』を読んだことを思い出す。
読んだことを思い出すだけで、ストーリーは全く覚えていない。
あれは一体なんだったんでしょう。
また、いつの日か非常に苦しい日々が訪れたら、読んでみます
一年間の留学のため高校を休学し、一つ下の学年で戻ったものの、新しい学年の雰囲気にしっくりこず、微妙な気持ちで通学する日々が続いた
多分、クラスメイトの目にはそんな風に映っていなかっただろうけど、色々な複雑な思いがあって、実はあの頃は本当に毎日がつらくてつらくて仕方がなかった。 今考えると、あの時留学したおかげで友達もたくさんできたと思えるけど、当時はもう心が限界にきていて、ある日とうとう不覚にもおかんの前で
『学校がつらい』
と涙してしまった。
おかんの前で、しかも、いじめられっこのように、そんな台詞を吐きながら泣くなんて、うちにしてみたらよっぽどのことで後にも先にもなく、おかんも非常に心配しているのがよくわかった。
「そうなあ。留学って、“日本に帰ってきたら終わり”じゃないって、いうけど、こういうことなんやろな。 これも留学と思って乗り越えないかんのやわ、きっと。」
翌朝、おかんに一冊の本を手渡された。
「あんた、これ読んでみ」
ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』だった。
読書嫌いなので、昔は本なんて全く読まなかったし、今考えると、こういうクサいシチュエーションで素直に、“うん”と受け入れるのは、なんかこっ恥ずかしいけど、その時は、そんな気持ちの余裕もなくて、何かこのつらさから抜け出せる手がかりになるのなら、と思って、
「わかった、読んでみるわ」
と素直に受け取った。
そして、2日かけて読み終えてみた。
??
え。
あまりのよくわからなさにびっくりした。
うちが行間を読めないだけなのか?
おかんがこの本でどう元気づけようとしてくれたのか、全く意味不明やった。
その後、感想を求められたわけでもなく、『何を伝えたかったん?』と聞いたわけでもなく、
そういえばいつの間にか、元気になっとったっけ?
まあ、1年以上かかったけど
“もう最近つらい・・・”と、身近な人が悩んでいるのを聞くと『車輪の下』を読んだことを思い出す。
読んだことを思い出すだけで、ストーリーは全く覚えていない。
あれは一体なんだったんでしょう。
また、いつの日か非常に苦しい日々が訪れたら、読んでみます
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感動しちゃいました。。。
それは愛ですね。
かみ合うかどうかは、あまり関係なく、苦しんでいる娘に対して、おかんが精一杯考えてくれた。
おかんも悩んでくれた。
それが一番嬉しいことで、それが娘に伝わったのだと思うな。
実際、誰かが悩んでいる時に的確にアドバイス出来る人などそうそうはいないと思う。
ただ、自分の事を心配し、一緒に悩んでくれる人が自分にはいるんだ。と思える事が一番の力になるんじゃないかな。
朝から思わず涙してしまいました。
でも、なんかパワーをもらいました。
でも、その本読んでみたいね。
かみ合うかどうかは、あまり関係なく、苦しんでいる娘に対して、おかんが精一杯考えてくれた。
おかんも悩んでくれた。
それが一番嬉しいことで、それが娘に伝わったのだと思うな。
実際、誰かが悩んでいる時に的確にアドバイス出来る人などそうそうはいないと思う。
ただ、自分の事を心配し、一緒に悩んでくれる人が自分にはいるんだ。と思える事が一番の力になるんじゃないかな。
朝から思わず涙してしまいました。
でも、なんかパワーをもらいました。
でも、その本読んでみたいね。
ありゃあ
まさか、感動話として受け止められると思わなかったのでびっくりです
うちの弱りっぷりにおかんも動揺して、本選び間違ったんじゃないかと思うくらい、「なんじゃこりゃ?」って感じた記憶がありますが、何か、それはそれで、我が家流かなあとも思います
よく分からなかったけど、一応思い出のある本だからずっと持ってます。
…と、思いきや実家に置いてきたようで…
とにかく我が家はユーモア第一で、感動的なやり取りはゼロですほんとーのほんとに。
でも、そのユーモアの中には人生を楽しむ秘訣みたいなのがいっぱい詰まっていて、それで今日までやってきたのかなーってつくづく思います。
だからあの時手渡された本が、例え『エースをねらえ!』とかでもきっとよかったんでしょーね。
つまりこうやって今、ネタにできることが大切なのです
まあ、本当はあの本には、ちゃんとメッセージがあったんだと思いますよ!
うちの弱りっぷりにおかんも動揺して、本選び間違ったんじゃないかと思うくらい、「なんじゃこりゃ?」って感じた記憶がありますが、何か、それはそれで、我が家流かなあとも思います
よく分からなかったけど、一応思い出のある本だからずっと持ってます。
…と、思いきや実家に置いてきたようで…
とにかく我が家はユーモア第一で、感動的なやり取りはゼロですほんとーのほんとに。
でも、そのユーモアの中には人生を楽しむ秘訣みたいなのがいっぱい詰まっていて、それで今日までやってきたのかなーってつくづく思います。
だからあの時手渡された本が、例え『エースをねらえ!』とかでもきっとよかったんでしょーね。
つまりこうやって今、ネタにできることが大切なのです
まあ、本当はあの本には、ちゃんとメッセージがあったんだと思いますよ!