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うちのおかんの暴言・名言集 +退職生活満喫中ののんきなおやじ!
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今日はマイケルが亡くなって以来、一番涙を流しました。


追悼式での娘・パリスちゃんのコメント

「お父さんはわたしたちが生まれたときからいままでずっと最高のお父さんでした……」

そして、

“I love him so much・・・”

と、ジャネットの腕の中で泣き崩れるパリスちゃんの姿に、泣き崩れてしまいました

********************************************************

マイケルが亡くなった日、おかんが電話で

『あんた、ちょっと衝撃やろ。

 そやなあ。

 あんたを世界に導いた人やもんなあ・・・


(正確には、うちは別に世界で活躍してるわけではないので、“世界に目を向けさせた人”という意味かな。)



以下、マイケルジャクソン論
---------------------------------------------------------------------------


何か新しいことを始める時や、決断するとき、行動を起こすとき、誰にでも、その理由や、決断の決め手となる何かがあると思います。
マイケルは自分にとっては間違いなく、そのモチベーションとなる存在です。

はじめて知った洋楽で、“英語で何を言ってるか分かりたい” “外国がどんなところか体感したい” と思って、小学生ながら留学を決意したこと。

写真を撮ったり、スポーツに打ち込むことも、もちろん基本的には純粋に好きだからやってるけど、そこには自分の体や、また作ったものを通して自分を表現することへの憧れもあります。

例えば、

様々なレベルで、自分が誰かに好意を持った時、まず “その人のことを知りたい” と思うのと同じで、
マイケルがどういう思想なのか、何を目指しているのか、どういう人生をたどったのか、自然に興味が湧き、
そこから自分の世界や視野は、うんと広がりました。



ある時、ライブ中にマイケルが床に落ちている虫を発見して

「セキュリティー、来てくれ。
 虫が落ちてるんだ。拾ってどけてくれないか?
 
 あ!!殺しちゃだめだよ!!!殺しちゃだめ!!」

と言ってました。


うちは虫がこの世で一番嫌いなので、バシバシ殺すし、種によっては絶滅して欲しいとすら望みます
ダンスも自分がやるのはさほど好きではないし、母に向けてあんな優しい詞を書くこともないでしょう
もちろん、ベジタリアンになることもおそらく不可能です


マイケルの様々な面に、憧れや敬意の念を抱きますが、マイケルになりたいとは思いません。
そーではなくて、彼がオリジナルを追求したように、『オリジナルになりたい』と常々考えながら、模索しながら、葛藤しながらやってます


「マイケル・ジャクソン」という存在が世界中の人々に与えた影響力や、パワーに憧れることは 『夢』でしかなく、現実的な『目標』にはできません。



死んでから、よくよく本を読んで詳しく知ったことも多いのですが、マイケル自身、自分がスーパースターになるために、貪欲に世界一のレコードセールスを追及するための作品作りに没頭したことや、自分の神秘性を高めるために自ら話題を発信したり、プロモーション活動も、世間の自分に対するイメージを作り上げるために相当戦略的にやっていたようです


あれだけスリラーが売れたあとも、“もっといい作品を。もっと売れる作品を。”という常に上を目指す姿勢。

ミュージックアウォードや音楽批評で作品が評価されなかったとき、“ならば次は誰もが無視できない作品で、世間を認めさせててやる”という、挑戦する心の強さ。

自分の納得のいく完璧なものでないと作品にしない、決して妥協しないアーティストとしてのプライド。




この姿は自分にとって、『夢』じゃなくて『目標』です。


“じゃあ、自分はどのフィールドで何ができるのか”と、いつも考えます。
何十年も考えてきました。

未だよくわかりません。


でも、何かあるはずだと模索しながらやってます。
これは、『夢』だと思います。

マイケルが世界中に人々に、『夢』を与えたというのは、そういう意味なのかなと今、ひしひしと感じています。



『目標』は『目標』にするだけあって、実際踏ん張りどころに直面すると、なかなか実行するのが難しいです。
挫けそうになることばっかりです

しかも、そのiconともいえる存在が亡くなったという事実は、本当に本当に本当にショックです・・・。


ただ、アーティストの何が素晴らしいかって、作品という形で後世に自分を残せることだと思います。
ダンスやメロディーやメッセージに限らず、その他の様々な活動で、自分を残したマイケルは、間違いなく
史上最高のエンターテイナーでしょう


マイケルに比べれば、自分にできることはきっと微々たるものでしかないだろうけど、絶望せずに、もう、進むしかないです。



あんまり真面目に書いても、興味のない人にとってはくどいと思われるのは分かっていながら、パリスちゃんの姿や、世間の最近の注目度を見てると、どうしても書き残したくなってしまいました。

-------------------------------------------------------------------

さて、ここ一週間以上、おかんに指令を出しては、CNNをはじめ、何かとマイケルネタの番組を録画するよう
強く、繰り返し言っている

追悼式後、

『あんた、泣きつかれたよーな声やな

 まあ、あの棺の中、マイケル入っとらんて。

アイルランドかどっかで生きとるわよ


ほんでな、CNN撮れとらんわー。』



おかんなりの励ましと同時に、予想通り落胆させてくれる、うちのおかん。


 

 


 

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燃え尽きるまで!
コメントにしては長くなることをお許し下さい。

ある偉大なピッチャーが引退する時の話を。

彼のあだ名は「ナックシー」。
誰もが知っていた英雄。

彼の最後の登板となる試合、

チームメイトはどうしてもこの試合は勝ちたかった。

いや、どうしても彼を勝ち投手にしたかった。

しかし、彼は打ち込まれる。

チームも反撃し逆転する。

しかし、また打ち込まれ逆転される。

そして、もう逆転絶望な点差に。。。

マウンドにコーチがやってくる。

ところが、コーチから言葉がでない。

・・・・・

そこでナックシーが言った。

「交代だよ。」

「当然じゃないか。」

「どうみたって、このまま俺が投げてても勝てやしない。」

「これは事実だ。」




「これは君が悪い訳ではない。」

「チ-ムのみんなが悪い訳でもない。」

「ただ、時が流れただけなんだ。」




時は流れるものです。

流れてしまうものです。

これは誰もかえることの出来ないのです。




だから、ナンちゃんも、時が流れてしまう前に何かを作りあげなくてはいけません。

結果や理由など考える必要はありません。

理由や理屈は後からついてくるもの。

感じるがままにやればやればいい。

ナンちゃんならできる。

絶対にできる。

少なくとも俺はそう思う。





について





ロヘーリオ! 2009/07/09(Thu)10:21:39 編集
無題
そろそろ、なんさんにこのネタをふってもいい時期かなぁと思って書きます。
(直後、どうしとるんやろう、大丈夫かなぁと思いましたが、ようメールおくりませんでした)


今日、ニューズウィークのマイケル特集を買いました。
なんだか、いろんな人の追悼の言葉が書いてあるページを呼んだら鼻の奥がツンとしてきて、
一昨年パリに行った時、真っ白なアパルトマンの部屋でぼうっと聞いたマイケルの曲を思い出しました。
パリの街にも違和感なかったなぁ。

くらべるな!って思われるかもしれんけど、私もNAKATAが死んだらどうしようって思いました。

なんか自己形成の過程に深く関わる生き方の人って、いるよね。

ではでは、またフジロックで。

さがら 2009/07/18(Sat)22:14:09 編集
無題
>ロヘーリオ!さん
トライセラトップスというバンドのボーカルが
ブログで

『マイケルがこのタイミングでこの世を去らなきゃいけなかった裏には必ずメッセージが隠されてるはずなんだ。それをしばらく考えてみようと思う。』

と書いてあったのが非常に印象に残っています。
なんだか、『今』というのがとても重要なんですね。



>さがらさん

9月のロンドン公演のチケットを予約したとき、カレンダーの9月10日のとこに『Michael O2 LIVE 18:30~』と書き込みました。

書いた瞬間、“うおっ。まじで行くんや!生マイケル見るの何年ぶりかいな?!”っていきなりリアルな予定になって興奮したのと同時に、前にライブに行ったときから自分はどれだけ成長できたやろう?って考えました。

相良さんが昔、イタリアに行ったときNAKATAを見に行こうと思えば見に行けたけど、まだNAKATAに会いに行くには自分が未熟で、あえて会いに行かんやった、って話を思い出しました。

あん時は爆笑したけど、よくよく考えてみると、うちもロンドンにマイケルを見に行くんじゃなくて、自分がどれだけ成長したかマイケルに見せに行くような気持ちでライブに臨んでいて、NAKATAに対抗心(?)を燃やす相良さんの気持ち、少し分かる気がします。

そして、うちもNAKATAさんには注目していますよ。偉大な人の精神は、『HEAL THE WORLD』にたどりつくんやろうね。


さてさて、続きはフジロックで…
なんの 2009/07/19(Sun)00:31:25 編集
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1983/03/23
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